夜行バスでウルグップという小さな町へ着く。ここはカッパドキアへの観光の拠点となる。洞窟のホテルへチェックインして荷物を開き一休み。イザ カッパドキア トレッキングへ!!
「ママ?ツァーは嫌いなんじゃないの?」
そうですが、トランスフォーテーションでミスをしている余裕がない。トルコ滞在はわずか8日間の設定。(言い訳)
ともかく、日本から日本までのツァーではあるまいし。参加者は十数名 ウルグップより要所を回るのに待っていてくれるバスがある。かつ、ベリーインターナショナル!!イタリア、フランス、スペイン、ドイツ、台湾、モロッコ、ポルトガル、US、オーストラリア、そして日本(私たち)奇岩の谷あいを行く。すぐに最後のグループとして遅れをとる。最後のグループを引っ張っているのが私。なんでだ?道を見失う 洞窟へ入った、いいのか、ここで!?あたらしいクツアトみっけ!ま、いいか!
足元を湧水が流れる 野生の果物が豊富である。梨 りんご もも ぶどう、はじめて出逢う多種多様な植物たち 心を奪われる花々。
岩山にあいた、穴。キリスト教信者たちがひっそりと住み、信仰を守ってきた住居跡。どうして、人が生きていけるのだろうと思っていたが 今わかった 湧水と野生の果物 ふと、人工的なものが岩肌にあった。カンバンだ。 Cafe→とある。え、この山の中にカフェ?本当?2~300m.程行くと、ほったて小屋とも言えないぐらいの屋根が見えた。キリムを敷き詰め、クッションを置いた居心地の良いカフェだぁ!!
スイカしぼりジュースがある。水もある!すっげー!オアシスカフェだ、ひとやすみ。カフェの店主は、タオに売り物のポストカード8枚つづり!をプレゼントしてくれたらしい。タオが得意そうに見せてくれた。今まで売れずにあったのだろう。砂まみれのカードたちは、わずかな時間しか知らない私たちに長い時間を語ってくれていた。ホテル(洞窟)へ戻った。洞窟ホテルってすっごーい!?いえ、洞窟じゃないホテルなんてここには無いと思う。私たちのホテルはもちろん、一つ星。ちょっとこええ、シャワーを浴びて町へ行こう。夜ご飯。ビールのない店、水で夕食うううっ、つらい・・・・・・・ 一日頑張ってビールなしかよ ホテルを出たところの裏路地で、さっきのおんなのこたちがまだ、佇んでいた さきほどタオを発見して、かけよってきた。タオの髪を 愛おしそうに撫でながらキスの嵐!!男の子だと説明しても、どうやらムダだったみたい。町から戻ってくるとさっきに増してえんりょなく飛んでくる。ちょっぴりこわい・・・このことについて先に語ると それからというものホテルの出入りには必ずそこを通らなくてはどこへも行けなかった。あれ、いないと思うと どこからともなくタオめがけて走ってくる こわいよ、美しい女の子たち、屈託なく全身で自分を表現。ここもまた田舎でありながら、この奇岩群を見に来る外国人達を皆で、もてなしてきたのだろう。
後半タオは考えた。出かける というのにタオが騒がしい 何をしているのかと思うと!なんと変装している。それでバレないと信じてる?外へ出る。女の子たち半信半疑の様子 え、本当にわかんないっ?!一瞬タオはパーソナリティを垣間見せた それに気づいた女の子たち だまされた分も加速してタオめがけ猛進!絶体絶命タオ、逃げられない!こっえーーー、母 逃げる。事故になりそうだ!そこで逃げるんだ母。
わずかな時間をこの町で過ごした 通じた英語は、レストランだけ でも、女の子たちは タオの名前を覚え そして 今日も覚えていてくれているかもしれない また来る時まで髪を切らずにいたらいい。
どうして髪を切らないの?と聞いた。タオ3才もしくは4才「ぼくのハートさんが、NOって言う」なかなか明かしてくれなかった、タオの、本音。そのとき、私はタオと髪の毛の関係を理解した。今では、亜麻色のカーブした髪の先端が膝の裏に届きそう。タオは世界に名を馳せる?どこへ行っても私の知らないうちに友達ができていてどこへ行ってもよく名前を呼ばれていた。なんて幸せな子だろう みんなに可愛がってもらってる。
マリアのブログ代行者より!
彼らは無事帰国しました。日本へ未送付分のブログが数編ありますのでこのコーナーを続けます。・・・・・まだまだ続く!
ご参考:
【マリアと、タオは、何処?】 連載開始 第一回。