タイトル:NON-GMO 映画際/遺伝子組み換えを問う
日時:2月11日(金・祝)、12日(土)
上映時間/各日1回目14:00~、2回目18:30~(開場は30分前)
会場:スペース・オルタ(新横浜駅徒歩7分、横浜線沿い東ガス手前、TEL:045-472-6349)
1、「Life Running out of Control(暴走する生命)」
(2004年、ドイツ・デンクマルフィルム製作、60分)
遺伝子工学の発達で動植物や人間が遺伝子的に操作され、そのリスクが懸念されている。だが、遺伝子工学研究者の95%が企業側で働くという人間的事実
がものごとを決めている。
インドでは遺伝子組み換え綿(GM綿)によって農作物が大打撃を受け、自分の肝臓を売ったり自殺する農民も出て社会問題となった。カナダではGM菜種
の種子が隣接する有機農業の畑に飛ばされ、不可解な裁判が進行した。いま、3倍のスピードで大きさも2倍に成長するといわれるGM鮭の販売がアメリカで
審議中で、認可されれば世界の食卓に上る日も遠くない。
長い年月をかけてできてきた自然界のバランスの中に、種子や生命に特許をとった多国籍企業が、GMの生命系を利権として放ちつつあるのだ。彼等の「生
命支配」に対して農民や消費者、市民たちは、どのように向き合えば良いのか?
インドのバンダナ・シバ氏や「それでも遺伝子組み換え食品を食べますか?(訳・白井和宏)」の著者アンドリュー・キンブレル氏、モンサント社と闘うカ
ナダの農民パーシー・シュマイザー氏、食物連鎖による遺伝子汚染を警告するノルウェーのT.トラービク氏、コンピュータモデルとメダカの実験でGM系生
態系が野性生態系を駆逐する危険性を実証しようとするパデュウ大学のビル・ミュアー氏とリック・ハワード氏などが登場し、「暴走する生命」に警鐘を鳴ら
す。生活クラブ運動にも深い関係のある人々の想いと戦いをカメラは追い続けます。
2、「パーシー・シュマイザーーモンサントとたたかう」
(2009年、ドイツ・デンクマルフィルム製作、65分)
カナダの農民パーシー・シュマイザーさんとパートナーのルイーズさん。彼等の有機菜種畑が、風で飛ばされてきたGM種子に一方的に汚染されたにも拘ら
ず、GM種子を開発したモンサント社に特許権侵害で訴えられたのだ。なんと裁判所は彼に損害賠償金の支払いを命じ、その後、モンサント社は私警を雇い彼
と家族の行動を監視し続ける。彼らはその圧力に屈せず最高裁に訴える。モンサントの狙いは何か?巨大企業に立ち向かう農民を支えるものは何か?そして、
最高裁の下した判決は?「食の未来(2004年米国)」でも取り上げられ、農と食の著作権裁判で世界から注目を集めるシュマイザーさんの、その後の戦い
を報告する最新映像です。
料金/当日1,500円(予約・前売り、及び生活クラブ組合員は1,300円←組合員伝表を持参)
講演/天笠啓祐氏(市民バイオテクノロジー情報室代表)、
白井和宏氏(生活クラブ・スピリッツ(株)代表取締役専務)、他
(※講演は16:30~18:00、1回目と2回目の間に行ないます。詳細については下記に問合せを)
共催/遺伝子組み換えを考える上映会、小林大木企画、スペース・オルタ
後援/遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン
上映・講演の問合せ/042-973-5502(小林大木企画、
http://bekkoame.ne.jp/ha/kook)
連絡先:スペース・オルタTEL&FAX:045-472-6349