DMは「神代楡厨子」でございます。

お厨子の中央部にある内掛けのクローズアップ写真です。
私は、毎回他の工芸ジャンルの作家さんたちとコラボレーションしております。
今回は金工の手銭吾郎先生です。
氏は東京藝大学学長 宮田 亮平氏のお弟子さんとして、工芸並びにファインアートの作家としてご活躍です。
今までも何度かコラボしておりますが、今回は緑青と銀との仕事で古代を髣髴とさせる内掛け金具を制作していただきました。
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一年おきに開催しております高島屋美術画廊での個展も今回で5回目、初めての個展から10年の節目を迎えます。
私は始めての個展が50歳を超えてからというちょっとこの業界では珍しい経歴の持ち主です。注文家具をなりわいとしていたため、展覧会に出品する作品を造るヒマが無かった、というのが正直なところでした。
その初めての個展でいきなり「横浜高島屋の美術画廊」というのも、とんでもなく特殊、大変ありがたいことでした。
はたして、この十年で何を表現することが出来たのか?どこまで届くことが出来たのか?・・・自問の毎日です。
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出品作品(予定)
お厨子・・・これは私のライフワークです。「新しい祈りのかたち」として、大小さまざま、幾つかのお厨子をご提案させていただきます。
ダイニングテーブル・・・和の食卓テーブル。満を持しての制作です。
ダイニングチェアー・・・テーブルに合わせて日本人の椅子を造りました。前回「数寄座」と命名された椅子の発展形です。
樽の背チェアー・・・ウイスキーの樽材を背板に配した椅子です。大倉山にある作業所HIKARIとの協働から生まれた「H&Aクラフトワークス」としての展開でもあります。
ミュージックスタンド・・・譜面台です。
垂撥・・・などなど、小物もご用意いたします。
ご高覧いただけましたら幸いです。
全日、午後からは会場にてお待ちいたします。(10時からの時間は家族がお待ちいたします)