日々徒然

創作家具 安藤和夫

しつらえの什器「棚その5」・・・棚【KASUMI】

しつらえの什器「棚その5」・・・棚【KASUMI】
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 簡素な棚から違い棚、そしてより複雑な構成の棚へと拙作を順を追ってご紹介してまいりましたが、この「しつらえの什器:棚」というご提案の一つの自分なりの到達点と思っている棚が今回ご紹介する棚「KASUMI」です。

 私が今まで学んできた日本の家具調度の名品として正倉院御物から始まり、寺社仏閣の什器、指物の名品等々がございます。
 その中で「棚物」に的を絞った中でも、特に心惹かれたものが京都「修学院離宮」にある「霞棚」という床の間でした。
 いつかこの「霞棚」を実現したいと思っていたのですが、なにしろスケールが大き過ぎました。原寸で造るには間口一間半(約2,700㎜)の空間が必要です。
 そこでこの棚の構成を学びながらも寸法をスケールダウンし、バランスも変え「家具サイズ」に起こしたものがこの「KASUMI」です。

 これは書でいうところの「臨書」を重ねた上での制作でした。
 背板には京唐紙の老舗「丸二」さんの雲母摺りを使わせていただきました。
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 実際お使いになるとしたら、純然たる日本間に置くというよりサイドボードなどの上に置くことで見易い高さに造っています。
 和室においてももちろんですが、ドライな洋室に置かれることによって、より「現代の和」「私達の時代の和風」を感じられるのではないかと夢想しています。
 2018年にはタイトル「KASUMI」として横浜高島屋「個展」並びに高島屋美術部創設記念展「風詠抄」に出品したものです。
※ 何度かにわたり「棚」をご紹介してまいりました。これは生活空間に潤いを与える実用としての棚であるとともに、しつらえる人の美意識を刺激する場としての棚のご提案でした。
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※作品写真は拙Hp「創作家具 安藤和夫」(リンク) トップページ上部ボタン「WORKS」内カテゴリー「棚物」に詳しく載っております。・・・#棚 #現代和風 #違い棚 #霞棚
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