日々徒然

創作家具 安藤和夫

【アーツ&クラフツ展】が東京都美術館で開かれています。

 かなり大きな規模での展示です、モノ作りには必見の展覧会です、見ごたえが有りました。
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 しかし、イギリスで起こったこの運動が日本においては民芸に直結するという展開には思わずビックリ。・・・


・・・確かに言われてみればそういう読み解き方もあったか!と改めて思うところも多々あり、現代における民芸の読み返しもまた必要なのかなと思わせてくれたところは大きな収穫でした。

 創設当時の「民芸運動」はエネルギーと希望に満ちた運動体だったことは分かるのですが、その後、はたして発展したのか?というとちょっと疑問符がつきます。
 例として日本で今「民芸品」という呼び名はどう思われますか?
 この言葉は現在あまり「優れた技術を持って造られたもの」を意味しません。もっと泥臭い、極端に言えば、洗練と対極のものに矮小化されてしまった感が在るのです。

 もう一度「民藝運動」が目指したものに向き合うことも、日本でのアーツ&クラフツの発展継承の為にも有意義なのではないかと思ったのでした。

 今回の展覧会を見て、この半ば強引とも思えるチカラワザが実現してしまう「キューレーション」という仕事の重要性と危険性もまた感じる有意義な展覧会でした。
 光を当てたところとこぼれたところ、そこを見極める目がないとただいたずらに感動しておしまいになってしまいます。

 本展では、「アーツ&クラフツ」という大きな潮流の中では「バウハウス」も「ゼセッション」も一現象としてさらっと触れられていただけでした。(別の機会には逆も有りうるのかもしれませんが)

 又「民芸」が「アーツ&クラフツ」の「直系」ではあっても「唯一」では無いことも確かです。
 僕の修行した横浜元町:竹中の社長(故人)は「民芸」経由ではなく「ゼセッション」を通して欧州のデザインを日本に翻訳しデザイン展開されました。

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 上野の森の桜はもうすぐかな!
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コメント

民藝

柳そーりのお父様(お名前失念)が提唱したあの民藝でしょうか♪
魯山人に対する、アンチテーゼだったような記憶が。。。
(ここのあたり全く不勉強なので、間違っていたらご容赦下さいませ)

あーと&くらふと、奥深いでっすねー♪

会期もあと少しですね。

行きたくて、前売り券を購入してあるのですが、もうあと少しですね。
このまま行くと、親子でGO!かも。

子供の視点からでも楽しめますか?

柳宗悦ですね。

イベリコYさん、お久しぶりです。

>魯山人に対する、アンチテーゼだったような記憶が・・・・

そうですか、その話は始めて聞きましたが、そんな側面があったとしても、多分もっと大きな時代のうねりのようなパワーを内在していたことは想像出来ます。

柳宗理は宗悦の長男です。
インダストリアルデザイナーですね。


親子で行くのが理想です!

何事でも、見る、知る、と言うことは体験することですね。

その背景に対する知識が必要な展覧会もありますが、
まずは、見る、体験すると言うことは非常に大切だと思います。
無垢の心で見る!前提の予備知識なしで見る。
帰ってからゆっくりその経験を話してみる!
急いではいけない。
言葉になるまで待つ。
言葉にならなければそれはそれで温存する。

写真やデータでは絶対分からないものを直に経験してください。
本物の大きさ、質感、たたずまい、・・・絶対行くべし!

試食係君たちにもいつもと違う栄養(笑)を補給してください。

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