額縁を作りました。
【木原均】という生命科学の分野で大変著名な博士のお名前を冠した賞があります。
≪木原記念財団学術賞≫
≪木原記念財団特別賞≫

この額、実は私が作らせていただいております。(中の銀板は違います)
ブラックウォールナット材を使用し、クラシックなモールディングを枠に施した額縁です。マット部分には人造スェードを使っています。 The History of the Earth
is recorded in the Layers of its Crust;
The History of all Organisms
is inscribed in the Chromosomes.
地球の歴史は地層に
生物の歴史は染色体に記されてある。

銀板に刻印された木原博士のお言葉と山ぼうしのレリーフ。
記念賞が創設された当初、木原ゆり子さん(木原博士のお嬢さま)からのご依頼で作りましたが、初め10年分10個を制作し、十年後に又10個、そして今回三回目を先日お納めしました。
長いお付き合いです。
賞をお受けになる方は大変お喜びになります。・・・もちろん額が良くて!では無いのですがね!
私にとってもこのお仕事、大変名誉なことだと思っております。
賞の内容の重みと共に大切に継承されてゆくであろう額の作者として身に余る光栄です。
「 木原均博士のご紹介」

「ゲノム説の先駆 木原 均 博士」
1893年10月21日東京生まれ。北海道帝国大学農学部卒。
京都大学農学部教授(1927~1956)、国立遺伝学研究所長(1955~1969)、
(財)木原生物学研究所長(1942~1984)等を歴任。
理学博士、日本学士院会員、1986年7月27日逝去。
高等植物の遺伝学、進化学の研究で数々の業績を残す。特に「ゲノム説」の提唱(1919)、栽培コムギの祖先の発見、スイバによる高等植物の性染色体の発見、タネナシスイカの作出、細胞質遺伝の研究等で世界的な評価がある。また、海外に植物探索行を重ねて数々のフィールドワークを行なった。日本のスキー草創期の一人でもあり、冬季オリンピック選手団長をつとめ、スポーツ界でも活躍した。
文化勲章(1948)、文化功労者(1951)、勲一等旭日大綬章(1975)を受章。
「生命科学を地球の医師に」
生命科学の一定義は、「生命科学は生命に関するすべての分野を総動員して人類生存の活路を見出そうとする総合学術である」としています。生命科学の役割はたくさんありますが、とりわけ人口の爆発的増加、資源の枯渇、環境汚染等の対策には、全人類規模で当たらなければなりません。地球は人間だけのものではなく、全ての生物がここで生を営んでいるのです。他の生物なしでは人間は生きることができません。このままなりゆきまかせで行くならば、いつかは自滅することでしょう。医師が人類の病気を予防したり治療するように、生命科学は地球の医師となって働いてほしいものです。
(1976年9月14日 北海道大学創基百周年記念講演より)
(財)木原記念横浜生命科学振興財団
「財団の目指すもの」
木原記念横浜生命科学振興財団は、コムギの研究を中心に遺伝・進化学の分野で世界的な業績を残された故木原均博士を記念し、21世紀に向けて生命料学の振興を図ることを目的として1985年3月に設立されました。以来、生命科学に関する共同研究の組織化や研究交流、学術調査、研究奨励、出版、知識普及事業などを横浜市立大学(木原生物学研究所)と連携し行なってまいりました。平成17年度から横浜市立大学が公立大学法人となったことに伴い、横浜市経済観光局関連の財団法人として、「ライフサイエンス都市横浜」形成の一翼を担うべく、新たに産業化の支援にも取り組んでいます。
≪木原記念財団学術賞・特別賞≫ 生命科学の分野で、優れた独創的な研究を行なっている研究者を励まし、 顕彰し、今後の研究発展の一助とします。
≪木原記念財団学術賞≫
≪木原記念財団特別賞≫

この額、実は私が作らせていただいております。(中の銀板は違います)
ブラックウォールナット材を使用し、クラシックなモールディングを枠に施した額縁です。マット部分には人造スェードを使っています。 The History of the Earth
is recorded in the Layers of its Crust;
The History of all Organisms
is inscribed in the Chromosomes.
地球の歴史は地層に
生物の歴史は染色体に記されてある。

銀板に刻印された木原博士のお言葉と山ぼうしのレリーフ。
記念賞が創設された当初、木原ゆり子さん(木原博士のお嬢さま)からのご依頼で作りましたが、初め10年分10個を制作し、十年後に又10個、そして今回三回目を先日お納めしました。
長いお付き合いです。
賞をお受けになる方は大変お喜びになります。・・・もちろん額が良くて!では無いのですがね!
私にとってもこのお仕事、大変名誉なことだと思っております。
賞の内容の重みと共に大切に継承されてゆくであろう額の作者として身に余る光栄です。
「 木原均博士のご紹介」

「ゲノム説の先駆 木原 均 博士」
1893年10月21日東京生まれ。北海道帝国大学農学部卒。
京都大学農学部教授(1927~1956)、国立遺伝学研究所長(1955~1969)、
(財)木原生物学研究所長(1942~1984)等を歴任。
理学博士、日本学士院会員、1986年7月27日逝去。
高等植物の遺伝学、進化学の研究で数々の業績を残す。特に「ゲノム説」の提唱(1919)、栽培コムギの祖先の発見、スイバによる高等植物の性染色体の発見、タネナシスイカの作出、細胞質遺伝の研究等で世界的な評価がある。また、海外に植物探索行を重ねて数々のフィールドワークを行なった。日本のスキー草創期の一人でもあり、冬季オリンピック選手団長をつとめ、スポーツ界でも活躍した。
文化勲章(1948)、文化功労者(1951)、勲一等旭日大綬章(1975)を受章。
「生命科学を地球の医師に」
生命科学の一定義は、「生命科学は生命に関するすべての分野を総動員して人類生存の活路を見出そうとする総合学術である」としています。生命科学の役割はたくさんありますが、とりわけ人口の爆発的増加、資源の枯渇、環境汚染等の対策には、全人類規模で当たらなければなりません。地球は人間だけのものではなく、全ての生物がここで生を営んでいるのです。他の生物なしでは人間は生きることができません。このままなりゆきまかせで行くならば、いつかは自滅することでしょう。医師が人類の病気を予防したり治療するように、生命科学は地球の医師となって働いてほしいものです。
(1976年9月14日 北海道大学創基百周年記念講演より)
(財)木原記念横浜生命科学振興財団
「財団の目指すもの」
木原記念横浜生命科学振興財団は、コムギの研究を中心に遺伝・進化学の分野で世界的な業績を残された故木原均博士を記念し、21世紀に向けて生命料学の振興を図ることを目的として1985年3月に設立されました。以来、生命科学に関する共同研究の組織化や研究交流、学術調査、研究奨励、出版、知識普及事業などを横浜市立大学(木原生物学研究所)と連携し行なってまいりました。平成17年度から横浜市立大学が公立大学法人となったことに伴い、横浜市経済観光局関連の財団法人として、「ライフサイエンス都市横浜」形成の一翼を担うべく、新たに産業化の支援にも取り組んでいます。
≪木原記念財団学術賞・特別賞≫ 生命科学の分野で、優れた独創的な研究を行なっている研究者を励まし、 顕彰し、今後の研究発展の一助とします。
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